伝統文化の継承
毎年8月15・16・17日に行われる三島夏祭りでは16日に三島大社へ
- 纏(まとい)
- 木遣り(きやり)
- 梯子(はしご)のり
を奉納するとともに、市内各所の養護老人ホームを慰問し、入所者・関係者の方々に鍛え上げた技を披露しています。
木遣り(きやり)の稽古は毎月欠かさず行い、伝統文化の継承と社会貢献活動を積極的に進めています。
纏(まとい)
纏とは町火消が各組のシンボルとして用いた旗印の一種である。
江戸時代に鳶職は、火事の際に火元や風下の家を解体して延焼を防ぐ町火消として活躍していた。
体力、威勢ともに優れたものが「纏持ち」に任命され、現場で纏持ちは火事場の風下の屋根の上にあがり、纏を振りたてて消火活動の目印とするとともに、仲間たちの士気を鼓舞した。
当組合発足当時は、1番組から5番組までの纏があり、現在の地区割りの基礎になった。
木遣り(きやり)
木遣りとは本来、神社造営の神木などの建築用木材をおおぜいで運ぶときの労作歌だが、鳶木遣りは、建築の基礎を固めるために、綱で重い真棒を上げ下げする時に唄われていたものである。
当組合の木遣りは神奈川の木遣り師を招いて口伝により指導を受け、受け継がれ、三島夏祭りや結婚式などでも披露されている。
梯子(はしご)のり
梯子のりの起源は諸説あるが、町火消の中心となった鳶職が訓練のために行っていたと言われている。
当組合の梯子のりは、昭和49年頃、三島若鳶会が鳶伝統文化教本を参考に見よう見まねで行ったのが始まりである。
現在では毎年8月16日の三島夏祭りや老人施設の慰問などで披露されている。
社会貢献
市内各所の養護老人ホームを慰問し、入所者、関係者の方々に鍛え上げた技を披露しています。
また、三島大社の鹿園の清掃は三島若鳶会がが長年に渡り行っております。
東北大震災 被災地見学
災害時、被災地区における土木作業等の支援防災土木工事の先進事例として石巻市の防潮堤工事などを調査したほか、組合員の保有設備(重機、車両等)や組合員、従業員の資格取得状況などについて調査、分析し災害発生時の初動活動フローを策定致しました。
(全国中小企業団体中央会 平成27年度 小企業者組合成長戦略推進プログラム等支援事業の助成を受け 防災土木工事の施工と共同受注体制の構築に関する調査・研究 報告書作成)